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2003年1月27日 月曜日
浜田教授の意見の中で、もう一つ気になったのは「インフレ目標」を達成する手段として、日銀がETF(株価指数連動型上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)を購入することが有効としていることである。たしかに株価を上げたりや地価を安定させることは有望な手段かもしれない。しかし実態経済が悪いのに、株価だけを上昇させることには違和感がある。実際の経済が良くなる政策を行うことによって株価を上昇させるべきである。
さらに日銀がETF(株価指数連動型上場投資信託)を買上げることにはリスクが伴う。今日、資金は国債に集中しており、利回りはとうとう0.8%を割る水準である。このような状況で日銀がETF(株価指数連動型上場投資信託)を買い上げれば、資金がどっと株式市場に流れる。つまり国債市場から資金が流出し、国債の価格が大きく下落する可能性がある。日銀が国債を買支えれば良いが、その保証がない。つまりこの政策は、日銀の行動に大きく依存することになる。
筆者は、土地や株を買うことを否定しているのではない。しかしこれを行うのはあくまでも政府であり、日銀の任務ではない。このような政策は、政府の総合的な需要政策の一環として行うものである。またETF(株価指数連動型上場投資信託)や株式を買うとしたなら、株価が経済実態を反映せず、ずっと低位にある場合と考える。
(経済コラムマガジンより)
長引く不況の原因は日本の経済競争力が落ちたからではなく、大蔵省や日銀が行った金融政策の失敗によるものである。その証拠に円はますます高くなり、それにもかかわらず貿易黒字は増え続けている。つまり日本の技術水準は高く、さらに資本投資による金利収入が海外から入ってくる。円を高くしても日本でしか作れないものであれば、いくら高くても外国は日本から輸入せざるを得ない。
それならばと、国際金融資本は技術を持った日本の中小企業を潰して、中国へ移転させようとしているが、日本人も一緒に移転させる必要がある。ところが中国は長い間、学校教育などで反日教育を行っており、対日感情は非常に悪い。中国人は現実的だから最初のうちは日本人技術者を大歓迎してくれる。しかし技術を習得すると手のひらを返して裏切り行為をしてくる。中国人のプライドの高さは世界一だからだ。
長引く日本の不況は金融が正常化すれば、問題の半分は解決したといえる。どうすれば解決するかといえば株や土地などの資産デフレを解消すれば、不良債権問題も解決する。日本の銀行はすでに90兆円も不良債権を処理した。政府と日銀はその手助けをすればいいのに、逆に金融庁は銀行を締め上げて不良債権を吐き出させようとしている。吐き出させることによりハゲタカファンドは不良債権を安く買える。だから小泉首相のところにはロックフェラーをはじめ「ハゲタカ外資」が頻繁に出入りしている。
昨日のNHKスペシャルで「ハゲタカ外資」の特集を放送していましたが、その「ハゲタカ外資」に日本の年金ファンドが投資をしている。日本の年金資金が外資に預けられ、その資金で日本の銀行や企業を買収している。日本政府はこのような馬鹿げたことをいつまで続けさせているのだろう。「ハゲタカ外資」は金のあるところに追い払っても群がって来る。彼らも何故日本人に嫌われるか分かっている様だ。日本政府が馬鹿なうちは彼らも立ち去らないだろう。
番組の中で4兆円の資産を運用するビル・グロス氏が出ていましたが、彼の相場観と私の相場観がよく似ている。アメリカ企業の利益は底上げされており、NYダウは5000ドルあたりが水準だと指摘している。クリントン時代に会計法が改正され利益の底上げがしやすくなったためだ。私も「株式日記」で平成12年8月10日に「ゼロ金利解除でアメリカ株式大暴落」と書いている。その頃なら11000ドル以上で何千億円でも空売りが出来たはずだ。そして3000ドル以上も利鞘が稼げたはずだ。日本のファンドマネージャーはみんな素人だ。だから年金資金も外資のヘッジファンドに運用を任せるようになる。私の「株式日記」を読んでいただければ何千億円でも稼げる事が「また」あるかもしれない。
所得を生むマネーサプライ 経済コラムマガジン:http://www.adpweb.com/eco/
NYダウ・チャート(チャートを見れば大物が11000ドルで空売りをしている)
チャート:http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu43.htm