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ワシントン 1月27日(ブルームバーグ):ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によると、米商務省が30日発表する昨年第4四半期 (10−12月)の実質GDP(国内総生産)速報値は、自動車販売の減少が響き、前期比年率1%成長(予想中央値)にとどまる見通し。これは第3四半期(4%成長)の4分の1の伸びで、米景気が2001年後半以降、一進一退を続けていることが示されそうだ。
今週は12月の耐久財受注や中古住宅販売件数、1月のシカゴ購買部協会景気指数などの指標も発表される予定で、米景気が2003年に向けて勢いを増し始めたことが示唆されるとみられる。28、29の両日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、年内の景気加速の兆しを踏まえ、利下げは見送られるとの見方が大勢を占めている。
米経済予測ニューズレター、ブルー・チップ・エコノミック・インディケーターズがエコノミスト50人余りを対象に実施した調査によると、米経済成長率は12月までに年率3.8%に上昇すると予想されており、第4四半期の成長率低下は一時的な現象にすぎないとみるエコノミストが多い。12月の自動車販売は年率換算1830万台と、10月の同1540万台から回復していることについて、バンク・オブ・アメリカのエコノミスト、クレツマー氏は「12月の販売急増は第1四半期の消費を強い軌道に乗せるものであり、より堅固な経済成長を示している」と指摘する。
上期の米経済成長率は、企業の設備投資抑制姿勢や対イラク戦争への不安感を背景とする消費不振が響き、2.5%の伸びにとどまる見通し。民間調査機関コンファレンス・ボードが28日発表する1月の米消費者信頼感指数は78.5と、 12月の80.3から低下すると予想されている。31日に予定されるミシガン大学の消費者マインド指数確報値も83.5と、12月の86.7から低下が見込まれている。
今週発表の主要経済指標
発表日時 対象期間 経済指標 ブルームバーグ調査 前回実績
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01/27 10:00 12月 中古住宅販売件数(万戸) 563 556
01/28 8:30 12月 耐久財受注 0.9% -1.5%
01/28 10:00 1月 消費者信頼感指数 78.5 80.3
01/28 10:00 12月 新築住宅販売件数(万戸) 104 106.9
01/30 8:30 4Q 雇用コスト指数 0.9% 0.8%
01/30 8:30 4Q 実質GDP伸び率(速報値) 1.0% 4.0%
01/30 8:30 4Q GDPデフレーター 1.4% 1.0%
01/30 8:30 1/25 新規失業保険申請件数(万件) 38.5 38.1
01/31 8:30 12月 個人所得 0.2% 0.3%
01/31 8:30 12月 個人消費 0.7% 0.5%
01/31 8:30 1月 シカゴ購買部協会景気指数 53.0 51.7
01/31 8:30 1月 ミシガン大学消費者マインド指数(確報)83.5 83.7
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