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財務省が27日発表した2002年の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易黒字は、前年比51・3%増の9兆9302億円で、4年ぶりに増加した。
世界経済の緩やかな回復基調を受け、アジア向けを中心に輸出が伸びたのが主な要因だ。増加率は1984年以来の高水準となった。また、輸入額では現在の統計方式に切り替わった1961年以降では初めて中国が米国を上回り、地域別でトップになった。
輸出は「自動車」(21・7%増)を中心に、「鉄鋼」(17・6%増)、「映像機器」(18・5%増)なども大幅に拡大し、6・4%増の52兆1053億円と、過去最高を記録した。
一方、輸入は「航空機」が94・2%増となったが、「原粗油」(3・2%減)、「衣類」(5・6%減)などが減少し、0・6%減の42兆1751億円となり、3年ぶりで減った。
地域別では、対米黒字は、輸出が増加し輸入が減少したため、8・6%増の7兆6469億円と2年ぶりに増加した。対欧州連合(EU)黒字は、9・3%減の2兆1753億円と4年連続で減った。
一方、対アジアは、輸出が13・7%増となり、貿易黒字は134・7%増の4兆965億円と大幅に伸びた。このうち、対中国の貿易赤字は15・9%減の2兆7456億円となった。輸出は32・3%増の4兆9794億円、輸入は9・9%増の7兆7249億円となり、米国の7兆2165億円を上回り、トップとなった。「事務用機器」(81・7%増)、「通信機」(52・4%増)など機械機器が伸びた。
財務省が同時に発表した2002年12月の貿易黒字は、前年同月比19・9%増の7910億円で、10か月連続で前年実績を上回った。
(1月27日12:01)