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韓国最大の節句、旧正月(ソルナル)が目の前にきているが、市場の景況感は依然として厳しい状況となっている。消費者の景気への不安感や投資マインドの低迷を受け、消費は落ち込んでおり、そのしわ寄せを商人たちがもろに受けている。
▲ビニール袋の景況感〓市場の景気指標の一つであるビニール袋の売り上げが大幅に減少している。市場やスーパーなどで物を入れるとき使われる、包装用のビニール袋工場を運営している朴サンヨン氏(63歳、ソウル永登浦区)は、「昨年11月以降生産量が約40%減った。月5万枚だった生産量が3万枚にまで落ち込んだ。在来市場の方はさらに厳しいようだ」と述べた。朴氏は職員たちをすべて解雇し、現在は家族3人だけで工場を稼動している。
家庭用のゴミ袋の消費も急減している。ソウル道峰区(ドボング)でゴミ収集とゴミ袋の卸売業を営んでいるB社の金部長(40)は、「ゴミ袋の売上高と収集量から景気を感じ取れる。01年の冬には一つの村で約19tのゴミが出たが、昨年12月には15tに減少し、ゴミ袋の売上高も月平均4500万ウォンから4100万ウォンに落ち込んだ」と述べた。
14年間南大門(ナンデムン)市場で児童服売り場を運営している金ヒョクサン氏(48)は、「いつもなら、この時期には店が卸売業者でごった返しになっていました。前は商売で忙しくて眠れなかったのですが、今はお客さんが来ないため、心配になって眠れません」と話している。
ソウル東大門(ドンデムン)のファッションモール、「ミリオレ」の3階でカジュアル・ウエアの売り場を運営している李氏(34)は、「いつもこの時期には、1日200万ウォン程度の売り上げを出していたが、今年の冬には売り上げが80万〜90万ウォンに減り、近所の商人たちが集まると『商売時間を増やすべきかな』と心配ばかりしている」と述べた。
▲財布の紐を引き締めろ〓財布の紐が硬くなったサラリーマンたちが「1000ウォンの昼食」を求めている。塾の講師である李氏(29歳、女性)は、「収入が減ってしまったので、このごろは1000ウォンのキムパブ(韓国風のり巻き)を昼食の代わりにしている」と述べた。990ウォンのハンバーガーや、700ウォンのおにぎりの売り上げも急上昇している。
LG流通によると、ソウルで最も大きいオフィスビル群を形成している汝矣島(ヨイド)とテヘラン路のコンビニ28店で、昨年12月販売したおにぎりは1日平均138個。これは前月の123個より10%以上も増えた数値だ。
「贅沢消費」の象徴だった携帯電話の利用率も冷え込んでいる。ソウル地下鉄2号線の 新林(シンリム)駅の近くで携帯電話代理店を営んでいるチョン・ジョンイル氏(26)は、「新規顧客のうち約30%が、基本料金が1万ウォン未満の料金制を選ぶ。かなりの利用者が料金の安い『受信専用』を選択している」と語った。ある移動通信社によると、昨年8月から基本料金が6500ウォンのサービスを始めたが、4ヵ月で加入者が68万7919人となり、全体顧客の14.3%を占めた。
▲景気指標も赤信号〓韓国銀行は最近、景気低迷で今年の旧正月、資金の需要は昨年の4兆2000億ウォンより最大29%減の3兆〜3兆5000億ウォンに過ぎないだろうという見通しを出した。
統計長が今月発表した消費者期待指数は94.8。この指数は、基準となる100を下回る場合、6ヵ月後の景気が悪化すると予想する人が多いことを意味する。
三星(サムスン)経済動向室の金凡植(キム・ボムシク、41歳)主席研究員は、「消費が過度に減少する場合、実体経済にも悪影響を及ぼしかねない」と語った。