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【ニューヨーク22日共同】シティグループ、JPモルガン・チェースなど22日に出そろった米主要銀行の昨年10−12月期決算は、上位6行中4行が20%を上回る大幅増益を記録し、大型の企業破たんなどで米景気が低迷する中、好調な決算が目立った。
企業向け融資や、合併・買収(M&A)の仲介などの投資銀行業務は引き続き苦戦を強いられたが、旺盛な個人消費を背景にクレジットカードや住宅担保ローンなど対個人サービスの好調が続いたためで、多様な収益源に支えられる米銀の経営体力を見せつけた。
最大手のシティは37%の減益、JPモルガンは3億ドルを超える赤字と上位2行は、破たんしたエンロン向け債権の処理をめぐる訴訟関連費用や、証券アナリストの不祥事に伴う和解金負担で厳しい内容となった。
しかし通年では、シティは過去最高、他業界も含め企業として世界トップクラスとなる152億ドルの最終利益を上げ、JPモルガンも個人部門の好調で小幅減益ながら黒字を確保。不良債権残高も対前年では増えた銀行が多いが、7−9月期に比べて減少傾向が出ている。
ただ高原状態にある住宅、自動車販売など個人消費の先細り懸念は根強く、「企業業績の回復が振るわなければ、年後半の銀行経営は苦しくなる」(米金融アナリスト)と慎重な見方も出ている。