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【ワシントン=吉田透】サウジアラビアのバンダル駐米大使は22日、ワシントンで講演し、原油価格が数週間以内に1バレル28ドル以下に下がらない場合、同国が一段の増産に応じる用意があることを示唆した。原油は緊迫するイラク情勢やベネズエラのゼネストなどの影響で高騰しており、この日のニューヨーク原油先物相場で期近の3月物は1バレル32ドル台後半で取引を終えた。
バンダル大使は「米国が風邪をひけば、われわれは肺炎になってしまう」と述べ、世界経済のため米景気の回復が重要だと強調。エネルギー価格の上昇が米経済の回復を妨げないように、原油相場の動向をみながら追加増産に柔軟に対応する姿勢を示した。
サウジをはじめとする石油輸出国機構(OPEC)は今月12日の緊急総会で、ベネズエラのゼネストによる減産分を補うため、2月から日量150万バレル増産することを決めた。しかしその後も原油価格は高騰を続け、OPECが目標としている1バレル28ドル以下を上回っている。この状況が続けば、米景気や世界経済に逆風になりかねないとみられている。 (10:06)