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UFJ銀行は22日、資産規模で中国7位の商業銀行「中国招商銀行」(本店・深セン市)と業務提携した。招商銀の拠点を通じ、日系企業への人民元融資に乗り出すほか、手形割引や協調融資(シンジケートローン)なども手がける。
UFJ銀は天津や上海など9地域で、現地支店を通じた人民元融資を認められているが、今後は日系企業の工場がある他地域での融資もできるようになる。手形割引は日系企業が中国企業との決済を円滑にできるようにするためで、招商銀の取引先企業が振り出した手形を割り引く。
招商銀は、日本の国土交通省にあたる中国交通省の財務部門が独立した銀行で、中国全土に280の拠点がある。
アジアでの業務に力を入れる大手各行は、中国に進出する日系企業との取引拡大を急いでいる。「外資」のハンディを乗り越えるために現地銀行と決済や融資で提携する例はあるが、手形割引や協調融資を含む包括提携は異例だ。
(06:10)