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【ワシントン=天野真志】米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、アメリカ経済の現状について「経済成長が抑制されている」と分析した地区連銀景況報告(ベージュ・ブック)を発表し、厳しい景気認識を示した。
報告は、昨年末のクリスマス商戦が低調に終わったことなどを指摘、これまで、アメリカ経済をけん引してきた個人消費の先行きに陰りが見え始めたことをうかがわせた。また、企業の設備投資が引き続き低迷していることなども指摘し、景気回復への足取りが全体として力強さを欠いている点を強調した。
報告は、全米の各地区連銀の景気分析を踏まえ、連邦公開市場委員会(FOMC)の開催前にまとめる。FRBが金融政策を決定する際の重要な判断材料となる。
FRBは今月28、29の両日に次回FOMCを開くが、FRBは昨年11月に0・5%の大幅利下げを実施したばかりで、次回FOMCでは金利を据え置き、景気動向をしばらく見守る姿勢を示すとの予測が多い。ただ、今回の報告でFRBが厳しい景気認識を強調したことで、今後もFRBは将来の追加利下げに含みを持たせた姿勢を崩さないと見られる。
(1月16日10:22)