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竹中、豪州で本音ポロリ「国有化宣言」
「ためらうことなく公的資金を注入する」
【キャンベラ14日=夕刊フジ特電】竹中平蔵金融・経済財政担当相(51)が14日、訪問中の豪州で講演し、不良債権処理の加速で資本不足に陥った銀行には「ためらうことなく公的資金を注入する」とついに本音を漏らした。大手銀行から大口不良債権を買い取る産業再生機構が具体化するにつれ、平蔵vs大手銀行の国有化をめぐるバトルは沈静化。しかし、国内でさんざん叩かれた竹中氏も海外に出て、つい口もとが緩んでしまったのか「国有化宣言」をしてしまった。
竹中氏はこの日、オーストラリア国立大学で講演。そのなかで、銀行の不良債権処理加速について、「この2、3カ月が重要な時期になる」と指摘。資産査定の厳格化により資本不足に陥った銀行には「現行法の枠内で迷うことなく公的資金を投入する」と強調し、3月期末に向けて金融危機を起こさない姿勢を明確にした。
「3月危機は絶対起こさせない」と断言した竹中氏。そのためにはメガバンクにも躊躇(ちゅうちょ)なく公的資金を注入して国有化し、合わせて銀行経営者の責任も厳しく追及していく構えなのだ。
今月中にも金融庁の特別検査が始まり、不良債権処理の加速が本格化する。この検査で、銀行がこれまでごまかし続けてきた資産査定を厳格化。その上で、将来の収益予想をもとに貸し倒れ引当金を積む米国流の引き当て方式を導入する。
これにより、銀行の不良債権処理損はかなり膨らむとみられ、膨大な不良債権を抱える大手銀行のなかには、自己資本を食いつぶして公的資金が必要になるところが出てくる可能性がある。
大手銀行などから不良債権を買い取る産業再生機構の誕生で、国有化危機は遠のいたかにみえたが、「竹中氏のサジ加減一つで不良債権処理の行方は変わってくる」(永田町関係者)との見方も根強い。
そんななかでの今回の「竹中国有化発言」だけに、平蔵vs大手銀行のバトルが帰国後に再燃する可能性がある。
ZAKZAK 2003/01/14