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(回答先: 大手銀、年度内に増資へ [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 14 日 14:40:06)
不良債権処理加速が秒読みとなるなか、メガバンクの資本増強が活発化してきた。なかでも、みずほフィナンシャルグループは、筆頭株主で身内の第一生命保険などを中心に1000億円規模の増資を目指す。増資によって自己資本比率の低下を防ぐのがねらいだが、1000億円程度ではどれだけ効果があるかは、はなはだ疑問。国有化回避に奔走するみずほの“焦り”だけがヒシヒシと伝わってくる。
みずほグループの資本増強は、議決権はないが優先配当する優先株発行方式になるとみられ、2月の臨時株主総会で承認を得て、年度内まで増資を実現する。
増資引き受け先として有力視されるのは、みずほグループの筆頭株主の第一生命保険など。すでに、みずほグループ傘下のみずほコーポレート銀行、みずほ銀行が、増資引き受けの打診を開始したという。
みずほグループは昨年9月中間決算で、10.4%の自己資本比率を維持したが、不良債権処理の厳格化の程度によっては「国有化危機」に直面する可能性もある。
一方、増資先として名指しされた第一生命。生保業界の体力消耗が進むなか、同生命も決してラクな状況ではなく、株安による株式含み損拡大が経営を圧迫。株式持ち合いの多さは大手生保10社のなかでトップクラスにある。
にもかかわらず、みずほグループが第一生命を有力視して増資要請するのは、待ったなしのところまで追い込まれた内情を物語る。
このほか、UFJグループはトヨタ自動車などに300億円から500億円の増資を要請し、三井住友フィナンシャルグループも国内外の機関投資家を対象に1000億円の増資を検討。りそなも1000億円の増資に踏み切る。
自己資本比率死守をめぐって、メガバンクのなりふり構わぬ攻防は過熱していく。