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中国税関総署の統計によると、2002年における中国の輸出入総額は6207億9千万ドルに達し、前年比で21.8%の伸びとなった。
うち輸出は初めて3千億ドルの大台を突破、3255億7千万ドルで前年比22.3%増。輸入は2952億2千万ドルで前年比21.2%増。累積貿易黒字は303億5千万ドルに達した。
中国の対外貿易が伸びたことについて、国の輸出奨励策や、各部門の一連の改革による貿易の円滑化によるところが大きいと分析される。
また、世界貿易機関(WTO)への加入後、国際貿易環境が改善したこと、新たな貿易協力体制の発足により交渉の場で中国の発言力が増したこともあげられる。
貿易相手国が競争力の高い中国製品に対して輸入制限を徐々に解除したことで、輸出のスペースが広がった。
昨年、中国の一般貿易における輸出入総額は2653億3千万ドルで、輸出入総額の42.7%を占め、17.7%の伸びとなった。加工貿易の輸出入総額は3021億7千万ドル、輸出入総額の48.8%で25.2%の増加。
外資系企業の輸出入総額は3302億2千万ドルで、27.5%の増加。
国有企業による輸出入総額は2373億5千万ドルで9.5%の伸びだった。
カナダを除いた十大貿易相手国との貿易総額は2002年、すべて2けたの伸びとなった。
うち中国最大の貿易相手国である日本との貿易総額は1019億1千万ドルで、1千億ドルの大台を初めて突破。
2位は米国、3位は欧州連合(EU)で、それぞれ971億8千万ドル、867億6千万ドルだった。
輸出では、機械電機製品の輸出額が1570億8千万ドルで、輸出総額の48.2%を占め、前年比3.6ポイント増加、32.3%の伸びとなった。