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メキシコ市 1月10日(ブルームバーグ):10日のメキシコ市場では、通貨ペソが対ドルで1999年以来4年ぶりの安値を付けた。中央銀行による金融引き締め策が、政府のインフレ抑制能力に対する投資家の信頼回復にはつながらなかったためだ。
バンク・オブ・アメリカ証券の通貨ストラテジスト、エステバネス氏は、「中銀にとってこれは極めて厄介な出来事だ。ある対策を打って逆の効果が生じると、状況はさらに悪化するものだ。管理能力が疑問視され始める」と指摘する。
メキシコ・ペソの対ドル相場は米東部時間10日午後6時15分(日本時間 11日午前8時15分)現在、前日比1.2%安の1ドル=10.55ペソ。これは、ブラジルの通貨切り下げを機に中南米市場への不安感が強まった1999年1月以来のペソ安・ドル高。
メキシコ中銀はこの日、金融機関向け貸出量を縮小した。これは通常、ペソ上昇につながるインフレ抑制手段だが、この日はこれが裏目に出てペソが下落したことは中銀が年内にインフレ率を3%に低下させる目標を達成できないとの懸念を裏付けるものだ。メキシコ中銀は政策金利ではなく、ペソ貸出の増減によって金利を誘導、インフレの抑制を図っている。
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