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竹中平蔵経済財政・金融担当相は10日、大阪市内で講演し、新年度の景気見通しについて「過度の悲観論に陥るべきではない。(欧米に引っ張られる形で)経済は良くなる可能性を秘めている」と述べた。「不良債権処理加速で何が起きるかは不確定要素だが、経済が良くなるシナリオを信じて冷静に着実に対応すべきだ」と指摘した。
米欧景気については、イラクや北朝鮮問題を不確定要素として懸念しながらも強気の見通しを示した。 (23:00)
★ 日本経済は、それほどドラスティックな政策をとらなくても、自力で経済回復できる基礎的条件を持っている。
しかし、米国経済は、日本経済が回復するとその分へこみかねない基礎的条件になっている。
リップサービスとは言え、昨今の世界経済状況のなかで、「(欧米に引っ張られる形で)経済は良くなる可能性を秘めている」という説明をしていたら見識を疑われるだろう。