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東京の都心部で、1カ月の家賃が100万円を超える超高級賃貸マンションが次々と誕生している。大規模再開発に伴って建設されたものが多いが、得意客だった外国人の需要は減っている。オフィス同様、供給過剰が起きており、業界では「03年問題」と呼ぶ人もいる。
東京・赤坂に12月に完成した38階建ての「プルデンシャルタワー」は26〜38階が賃貸住宅だ。広さは56〜271平方メートル、家賃は月額65万〜210万円。125戸のうち約4割が月額100万円を超える。
設備などは「高級ホテル並み」とうたう。客用とあわせ浴室を2カ所設けた住宅も多い。家具やキッチン道具を備え付け、洗濯や清掃のサービスがあり、1カ月単位で入居できる。
都内ではこうした物件が増えている。02年7月、「泉ガーデンレジデンス」(港区六本木・賃貸戸数約200)が完成。03年4月には「六本木ヒルズレジデンス」(同・約500)が姿をあらわす。
森ビルによると、100万円まではいかなくても、家賃が月額30万円以上の物件は都内に約1万戸あり、毎年1000戸ほどのペースで増えている。定住促進を求める自治体が大規模開発には住宅の設置を義務づけているため、都心に高層住宅が建設されているからだ。
借り手は、これまでは外国人が目立った。「3A」と呼ばれる港区の麻布、青山、赤坂を中心に、欧米の銀行や証券会社が在日幹部用に法人契約で借り上げるケースが多かった。だが、景気の低迷で外資系金融機関の縮小や撤退が相次ぎ、外国人客は減少気味だ。
仲介大手のケン・コーポレーションによると、外国人の需要は4年前に比べて3割ほど減っており、99年には3%台だった高級マンションの空室率は、02年には7%台に上昇した。古くなった物件では、家賃を3割ほど下げるケースが少なくないという。賃貸事業部の山田幸彦統括部長は「03年には賃貸に回る分譲物件が増えそうで、当面は供給過剰が続く」と分析する。 (21:19)