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★ 目前に迫る北朝鮮危機★Newsweekonline
投稿者 Ddog 日時 2003 年 1 月 08 日 00:55:56:

★ 目前に迫る北朝鮮危機★

新年早々から暗い話で恐縮だが、北朝鮮の脅威がいよいよ大きくなっている(本誌1月15日号参照)。IAEA(国際原子力機関)の査察官を昨年大晦日に追放し、核開発を進める意図を明らかにした。アメリカを交渉に引きずり込むための「瀬戸際外交」であろうとは思うが、それにしても核兵器をもてあそぶ金正日の本心がどこにあるのか、誰にもわからないから不気味である。
もし北朝鮮が核保有国になったら、東アジアの安全保障の枠組みは一変する。ロシア、中国という核保有国に北朝鮮が加わることになるというだけではない。外交的に孤立した国が核武装した場合の不安要因は非常に大きいのである。核が他国を脅すための手段として使われる可能性が生まれるからだ。
いいか悪いかは別として、核を保有する国が生まれれば、それに伴って恐怖の均衡を保つために核武装する国がその周辺に増え、そのために暴発する危険も増える。もし核戦争が始まればその影響はその地域だけではすまない。インドとパキスタンの間で核戦争が始まるのではないかという危機感が世界中に広まったのもそのためだった。だから核をこれ以上拡散させないようにするというのが、現在の世界の了解事項となっている。
もちろん核不拡散は、核大国のエゴであるという見方もできる。しかし人類が開発した最悪の大量殺戮兵器であるから、それを管理できる国ならともかく管理できない国が保有するのに反対するのは当然である。どの国でも核兵器で自衛する権利があるという論理は到底承服することはできないのである。
さて北朝鮮が核武装したとすれば、日本はどうするのだろうか。外交的な努力はもちろんだが、日本をどのように防衛したらいいのか。日本の自衛隊は、現在のところどこかの国を攻めるような兵器を保有していない。爆撃機もなければ、空母もなく、そして揚陸艦もわずかしかない。陸上部隊を送りこもうにも、空からの援護なしにやらねばならない。これは不可能な話だ。
そうなると論理的な帰結はただ一つ。日本も核武装して恐怖の均衡を保つという選択肢しかないのである。あるとき防衛庁の幹部がつぶやいたことがある。「最終的には究極の抑止力としての核武装しかないんじゃないか」。もちろんこうした議論が防衛庁の内部でおおっぴらに行われているわけではないが、現実的に物を考えれば「日本核武装論」というのはそれほど突飛な話ではない。
そして日本は核武装するための材料も技術もすべてそろっている。もちろん北朝鮮に続いて、韓国、日本が核武装するなどという話は東アジアのみならず、世界にとっても悪夢であるし、日本人にとっても悪夢である。しかし安全保障という問題をまともに考えようとするなら、この「悪魔の選択」を考慮しないというわけにはいかないのである。われわれ日本人は、世界唯一の被爆国であるという事実から、とにかく核を悪いものとして廃絶を唱えてきた。それはそれで貴い努力に違いないが、核武装によって自らの存在感を強めようとする金正日の耳には残念ながら届かない可能性が大きいのである。(藤田)

以上 NewsweekOnline

北朝鮮に対しては、これ以上なめた真似したら、憲法を改正して日本も核武装するか、北朝鮮に限って通常戦力による長距離攻撃力(巡航ミサイルの通常弾頭型の導入、空中給油機の導入等)を保有するぐらいのブラッフをするべきだ。日本はそのぐらいのカードを国際政治の常識として持つべきだ!

中国が反発するなら、北朝鮮に圧力をかけろと主張すればよい。 米国が日本の核保有の危機感を持ったなら、イラク攻撃でなく、北朝鮮問題の解決を急ぐだろう。
Ddog

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