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東京 1月7日(ブルームバーグ):平沼赳夫経済産業相は7日午前の閣議後の記者会見で、年頭に当たり「厳しい状況が引き続き経済を停滞させる恐れがある。予断を許さない」との認識を示したうえで、経済活性化と国際競争力強化に向けて、同省として今年6つの重点分野に取り組む方針を明らかにした。
具体的には、1)企業・産業の早期再生、2)中小企業に対する金融セーフティーネット(安全網)の確保、3)技術開発、知的財産戦略、4)エネルギー対策と環境対策の一体化推進、5)2国間、地域間の連携協定の推進を含む多層的な通商政策推進、6)原子力の安全性確保−−の6項目。
同相はまた、20日から始まる通常国会には。これらの重点分野に関連する法案を11本提出する予定であることを明らかにした。このなかには、個別の事業再構築と業界再編を加速するための産業活力特別措置法(産業再生法)の抜本改正案や、知的財産強化のための特許関連法案なども含まれるという。
東京 伊藤 辰雄 Tatsuo Ito