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整理回収機構(RCC)が2002年に買い取った不良債権の総額は前年の2.5倍の約1兆2000億円(元本ベース)となった。2002年1月の改正金融再生法施行で、回収機構が債権買い取り価格を引き上げたため、大手銀行を中心に売却が増えた。10―12月の買い取り額は約2700億円。銀行が中間期末を迎えた7―9月の5200億円は下回ったものの、1―3月、4―6月を上回った。
回収機構は2002年に銀行から約4000億円の不良債権の回収委託(信託)を受けている。信託と買い取りの合計は1兆6000億円程度になった。これまで回収機構は担保不動産を鑑定価格の6割以下で評価して、不良債権の買い取り価格を決めていた。しかし2002年1月からこの方式をやめ、回収見込みから算出した「時価」で買うことに変更した。そのため元本の3.7%だった買い取り価格は、11.4%(1―9月平均)に上昇した。 (07:00)