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【ニューヨーク1日共同】2002年の世界全体での企業の合併・買収(M&A)案件は、金額ベースで01年より27.6%減の1兆2305億ドル(約146兆2000億円)で、2年連続の大幅減を記録した。米調査会社トムソン・ファイナンシャルが02年12月31日に発表した。
情報技術(IT)バブル崩壊後、米国をはじめとする世界の景気低迷や同時株安傾向が長期化しており、企業のM&Aの減少につながっている。
同社によると、M&Aは01、02年と連続して金額ベースで規模が縮小。ピークの2000年(約3兆4400億ドル)に比べ02年は約64%減少した。
同年中は、米医薬品大手ファイザーによる同ファルマシア買収(600億ドル)や英銀最大手HSBCホールディングスによる米消費者金融大手ハウスホールド・インターナショナル買収(142億ドル)など大型案件も出たが、全体的には伸び悩んだ。
地域・国別では米国の地盤沈下が目立ち、金額ベースで40・6%の下落と、欧州(東欧を除く)の11.5%減を大きく上回った。日本は29.5%減だった。 (15:04)