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デュッセルドルフ(ドイツ) 12月30日(ブルームバーグ):ドイツIfo経済研究所のジン所長は、30日付の独紙ハンデルスブラットとのインタビューで、ドイツ経済の目立った回復は2003年上半期には恐らく見られず、リセッション(景気後退)に近づく可能性もあるとの見解を示した。
同紙の報道によると、ジン所長は同時に、労働市場や社会保障制度の改革の遅れを背景に、同国の経済成長率が向こう10年間、他の欧州諸国を下回る可能性があると指摘。「現在この国に、必要な改革に取り組むための力強さがあるとは思えない」とするとともに、「今後10年間はドイツにとって重大だが、われわれはかなり遅れをとることになりそうだ」と述べた。
19日に発表されたIfo経済研の見通しによると、同国経済成長率は2002 年が0.2%、2003年通年については1.1%となっている。また、同経済研が18 日発表した12月の旧西ドイツ地域の景況感指数は87.1と、ことし1月以来11 カ月ぶりの低水準に落ち込み、景気回復の低迷を示していた。
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