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円、急伸の警戒解けぬ６連休 「経験則は乱高下」お屠蘇で悪酔い?
【ＮＱＮ】2002年の最終取引を迎えた30日の東京外国為替市場で、円相場は小高く始まった後、１ドル＝119円台後半から120円台前半で一進一退が続いている。値動きこそ緩慢だが、市場の雰囲気は心なしか緊張感が漂う。予兆はあった。
年末はいつ、何時まで営業していますか？」。先々週後半から日銀からこんなヒアリングが国内銀行に入った。年末恒例だが、例年よりも問い合わせの時期が早かっただけに、「年末ぎりぎりでも為替介入あり」のサインと読む市場関係者が増えている。年末年始中に円相場が急伸する公算が大きいのも理由だ。過去10年間の円相場について、大納会の終値と翌年大発会の始値の水準を調べてみたところ、円・ドルは平均１円16銭も動いている。
2001―02年こそ値動きは28銭にとどまったが、50銭以内にとどまるのはまれで、株安・アジア経済の混乱が重なった1997―98年は２円16銭、ユーロの取引が始まった98―99年は２円41銭も値が振れた。海外しか市場が開いておらず、取引に厚みがないため乱高下しやすいようだ。過去10年のうち、７回は円安・ドル高に振れたが、98―99年、99―2000年、00―01年と最近は円高・ドル安に進むケースが目立つ。
「国際情勢の緊迫化と米景気の失速懸念を背景に、今年は６連休の間に例年以上に円が急伸する可能性が高い」。多くのトレーダーたちは年末の顧客訪問時にこんなシナリオを吹き込んでまわったようだ。そのせいか「120円台半ばからの円安水準では輸出企業の（指し値の円買い）注文がずらりと並んでいる」（バンク・ワン銀行の中村陽二・ディレクター）。
円安に振れれば機を逃さず、為替予約（先物の円買いドル売り）を入れておきたい心理の表れだろう。国内銀行勢は「何が起こるかわからないので、きょう夕刻までほぼ全員が残って為替相場の動向を見届ける」（三井住友銀行市場営業推進部）方針だ。強い円買い・ドル売り圧力と介入警戒感――。外為ディーラーたちはお屠蘇（とそ）でほろ酔い気分というより、連休中に起こりかねない円相場の乱高下に悪酔いさせられるかもしれない。（田中彰一）
以上クイック
さて、為替に関して、いろいろとネタを投稿しました。私は、基本円安スタンスで相場を見ています。当然ドルが安くなったりユーロが安くなったりするでしょう。まあ、当たらないアナリストや、経済雑誌が多いこと。円安の時は円安、円高の時は円高を煽る記事が多いですね。皆さんも心惑わせられると思いますが、基本円安基調で相場を見るべきだと思っております。ＪＰ円は、グレートブリテンポンドの辿った道を歩むと考えるべきでしょう。年末年始米軍のイラク攻撃まで、ドル売り基調の変化はないでしょう。でもここがドルに投資するチャンスと考えましょう。
橘田レポートの抜粋です。
年末年始のドル安・円高騒ぎは投機筋による思惑的な動きとしか考えられず、来春３〜４月頃からドルに大きな反動高場面が訪れる可能性も高い。現状のドル安・円高は、イラク、北朝鮮などの国際情勢を反映したものである。これもイラク開戦となれば悪材料出尽くしとなって、ドル高に変化していこう。
為替市場のドル安の動きを憂慮した米政府は、大統領報道官を通して「米国の為替政策は変わらない。強いドルを支持している」との声明文を発表した。米国のドル高政策は不変のようである。
現状、イラク開戦は避けて通れない状況にある。米大統領は来年１月の全ての国際会議への出席予定をキャンセルした。以前、当レポートで１月17日頃が開戦のＸデーになるであろうと指摘したが、どうもそのあたりが米国の開戦準備がすべて整う時期のようである。
開戦となれば、ドルは115円割れまで一旦売られるであろう。110〜115円程度がドルの最安値と考えられ、ドル投資のタイミングになるであろう。イラク戦が短期間で決着すれば、３〜４月頃130〜135円、夏には140〜150円になるものと考えられる。
http://www.asyura.com/2003/hasan18/msg/541.html
いまのところ、開戦しても１１５円割れはないと思っています。日米政府は１１５円は望んでいないことと、イラク攻撃で石油価格が高騰すれば、大きな円安要因 ではないでしょうか？
Ｄｄｏｇ
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。