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生命保険会社の国内株式の圧縮ペースが下期(10月―来年3月)に入り、急速に鈍っている。日経平均株価が8000円台で低迷、売却すると多額の売却損が生じる恐れがあり、多くの生保が売却を見合わせている。株式圧縮が遅れると、株価次第で生保の健全性がさらに低下する恐れがある。
生保各社は今年度上半期(4―9月)に、財務の改善のため株式の売却を加速。3月末に生保43社合計で約24兆7000億円あった国内株式の残高は、9月末には20兆8276億円と半期で15.7%減少した。1990年度には総資産全体の22%だった株式保有比率も、9月末には11.5%と過去最低となった。
しかし、10月以降は株価が回復せず、「売りたくても売れない」(大手生保幹部)状況が続いている。ある生保は日経平均株価が9500円程度になれば持ち合い株式の一部を売却できるよう企業との交渉を済ませたものの、株価がその水準に達せず、まだ売却を実現できていない。 (07:02)