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【ニューヨーク=梶原誠】米企業の資本市場離れが続いている。2002年の株式の新規公開額は10年ぶり、企業の合併・買収(M&A)は8年ぶりの低水準に落ち込む。米景気の不透明感やイラク問題がくすぶり、経営者の心理が冷え込んでいるためだ。株式公開、M&Aとも来年は上向くとの見方はあるが、ブーム再来を予測する向きは少ない。
調査会社トムソンファイナンシャルによると、株式の新規公開による資金調達は、百件前後、300億ドル(約3兆6000億円)弱にとどまりそう。1992年以来の低水準で、ピークの99年(518件、635億ドル)から金額で半分以下、件数で5分の一にとどまる。株式の発行も全体で500件台前半、1000億ドル強と、金額で95年以来、件数では90年以来の低い水準だ。
ダウ工業株30種平均(年末終値)はほぼ60年ぶりの3年連続安が確実。設備投資の減少や投資家の消極姿勢で企業も資金調達に及び腰だ。 (07:02)