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[東京 27日 ロイター] 財政制度等審議会の今井会長によると、きょうの会議の自由討議で塩川財務相は、2010年代初頭のプライマリーバランス黒字化目標を達成するためには歳出のスリム化が必要だとしたうえで、公共投資は3%、裁量的経費は2%ずつ減らし、義務的経費は工夫をして伸びを止めることが必要だと述べた。
財政制度等審議会の三部会合同会議後の会見で述べたもの。
今井会長によると、各委員との自由討議のなかで、塩川財務相は、多年度税制中立が当初想定の5年から7─8年に延びたことにより、2010年のプライマリーバランス黒字化達成も先に延びそうだ、としながらも、 絶対にやらなければならないことがある、と述べたという。塩川財務相は、「5年から7─8年に延びても税制中立ということは絶対にやらないといけない。また、公共投資はずっと3%ずつ減らし、裁量的経費も2%ずつ減らす。義務的経費は工夫して伸びを止めるようにする、といった歳出面のスリム化が必要だ。さらに、デフレが改善されないといけない」と語ったという。
この点について、会議に同席した財務省幹部は、「おそらく、大臣は今年のシーリングの係数を述べたのだと思うが、改革と展望を決定したときに、投資的経費を3%減、その他一般歳出を1%減、義務的経費は一定の改革努力を続けていくことにより、2010年代初頭でのプライマリーバランス黒字化が達成できる、とした内閣府試算が出ている。これを念頭に置いた発言ではないか」と述べた。
(12/27 13:52)