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値上がり確実な新規公開株を証券会社から割り当ててもらい、公開後に売り抜けて多額の利益を得ていた米インターネット競売大手「イーベイ」のメグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)が、米証券大手ゴールドマン・サックスの取締役を辞任した。
米国では、証券大手が合併・買収(M&A)などを手がける社内の「投資銀行部門」での受注を目指し、顧客企業幹部を株でもうけさせる慣行(スピニング)が問題になっている。10月に発表された米下院委員会の調査で、ホイットマン氏らがゴールドマンから割り当てを受けていたことが明らかになり、一般投資家から批判が出ていた。
イーベイ広報によると、同社はゴールドマンの投資銀行部門に96年以来約800万ドル(約9億6千万円)の手数料を支払っている。
同氏の辞任が発表された20日には、スピニングの全面禁止を盛り込んだ、証券監督当局とゴールドマンら証券大手10社の和解が発表されている。ゴールドマンの広報責任者は「ホイットマン氏はゴールドマンをアドバイザーに使う際、利益相反の疑いを持たれずに自由に判断したかったのだ」と説明している。
(19:09)