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【フランクフルト=池上輝彦】独企業が安定保有株式の売却を加速している。ドイツ銀行は12月に入り、保有する独食品大手ズートツッカーの株式を売り、出資比率を10.9%から4.8%に下げた。ドレスナー銀行も子会社2社を売却。いずれも今年1月の法人向け株式売却益課税廃止を機に始まった非中核部門を整理する動きで、独株式相場下落に拍車をかけている。
ドイツ銀が売却したズートツッカーは製糖・果糖食品が主力のフランクフルト証券取引所上場企業。ドイツ銀によると、オーストリアの投資会社と独製糖関連業界の産業組合に売却した。一株15ユーロで、1億6000万ユーロ(約197億円)の売却額となったもようだ。
ドイツ銀は6月、再保険最大手ミュンヘン再保険の保有株式をすべて売った。ドイツは日本と同様に企業や金融機関が株式を持ち合う伝統があり、ドイツ銀はその中核の役割を担ってきた。 (07:01)