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[東京 25日 ロイター] 竹中経済財政・金融担当相は、きょうの経済財政諮問会議に提出した「改革と展望」改定案に関して、2010年代初頭のプライマリーバランス黒字化目標時期の実質的な変更はない、と述べた。
諮問会議終了後の会見で述べたもの。
「改革と展望─2002年度改定(仮称)」案では、プライマリーバランス黒字化目標の達成時期について、「2010年代初頭における黒字化などの課題については、より長い期間を視野に入れる」としている一方で、別な項目では、「2010年代初頭におけるプライマリーバランスの黒字化を目指す」としている。これは13日に公表された改定素案においても同じであった。
こうした表現の整合性について、竹中担当相は、「今次改定の最終年度は2007年度までとする、とする文章のあとで、(プライマリーバランスの黒字化の課題は)より長い期間を視野に入れる、としている。2007年度と比べ長い期間ということで、(プライマリーバランスの黒字化が)より長い期間ということではない」と述べ、今年1月に決定した初回の「改革と展望」における目標と比べ、「2010年代初頭に達成するという意味では、実質的な判断の変更はない」とした。
また、改定素案では、金融政策について、「政府・日銀が一体となって、できる限り早期にプラスの物価上昇率の実現を目指す」との表現であったが、今回の案では、「政府・日銀が一体となって、デフレ克服を目指し、できる限り早期にプラスの物価上昇率の実現に向けて取り組む」となり、目指すものが「プラスの物価上昇率」ではなく、「デフレ克服」になったことも変更点のひとつだ。
(12/25 16:52)