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ニューヨーク 12月24日(ブルームバーグ):24日が最終日となることしの米年末商戦で、宝飾品店に向かう「駆け込み組」の消費者が値引きの恩恵を受ける公算が大きい。
米百貨店最大手のシアーズ・ローバックは宝飾品を対象に最大70%の値引きを実施。フェデレーテッド・デパートメント・ストアーズ(FDS)も、ダイヤモンド半額や金製品の最大6割引きセールを展開している。
全米小売連盟(NRF)によると、米国民の宝飾品購入額は年間300億ドル以上。そのほぼ4分の1が12月で、ピークはクリスマス前の2日間(23、24 日)になることが多いという。
米アメリカン・エキスプレスが800人を対象にしたアンケート調査によると、年末商戦期間中、24日に買い物を終える「駆け込み組」は全体の20%以上を占め、その4分の3が男性だ。駆け込み組のうち、ほぼ50%は買い物リストに宝飾品や時計があるという。
ただことしは、小売業者の間に、雇用情勢や株式市況の悪化で消費者の財布のひもが例年より固くなるとの懸念が広がっている。米南東部に96店舗を展開するリーズのジマー最高経営責任者(CEO)は「経済情勢は過去数年に比べかなり困難だ」と指摘。「幸運を祈っている。24日に最後の買い物客が店を出るまで勝負は続く」と語った。
米アメリカズ・リサーチ・グループが今月約2000人を対象に行ったアンケート調査では、宝飾品購入者の43%が「ことしの購入予定額は1年前を下回っている」と回答。「上回っている」は11%にとどまった。
アトランタ Steve Matthews ほか東京 柴田 広基 Hiroki Shibata