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東京 12月24日(ブルームバーグ):日本経済団体連合会の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)は24日の定例会見で、同日決定した来年度の一般会計予算において新規国債発行額が36兆円と政府が掲げてきた30兆円枠を突破したことについて、「税収の落ち込みが予想されたより大幅で、公約を守れなかったのは仕方ない」と理解を示した。
そのうえで、国債依存度が過去最悪の44.6%まで高まった状況について「厳しいところを通っている」と指摘し、「出来るだけ早くこの状況を脱却して、プライマリーバランス(国債関係費を除く財政収支)の改善につなげてほしい」と述べた。
また,不良債権処理に関しては、「産業再生機構のやり方によって出方が変わってくるが、流れとしては(今後も)不良債権が出てきて、失業率が高まる可能性がある」との見方を示した。
東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki