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今年、世界経済が低迷しつづけるなか、中国では電子情報産業が急成長をとげた。それにはプラスとなる要因が幾つかある。以下の6点が挙げられる。
◆電話加入者数が今年10月までに4億489万台と、4億台の大台を突破して世界1位となった。電話普及率は100人あたり31.99台。
◆電気通信業界の競争が全面的に始まった。今年5月、新たな業界の体制改革で、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国網通(チャイナ・ネットコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国衛星(チャイナ・サット)、中国鉄通(チャイナ・レールコム)など主要通信事業者6社間の競争が本格化。電信業界ではさらに、画期的ともいえる事件が2件起きた。まず、チャイナ・モバイルがチャイナ・テレコムに代わりトップに踊り出たこと。1社による独占状態が打破され、6社のシェアがいずれも50%以下であることだ。
◆チャイナ・ユニコムがCDMA(国際標準となる携帯サービス)事業を開始した。ユニコムは従来の携帯電話にはなかったCDMAサービスを今年1月8日から投入、全国各地で大規模な販売攻勢に出た。これにより移動通信市場に新たな競争が生まれ、消費者の選択は広がった。
◆カラーテレビ業界が完全に活気を取り戻した。数年前まで低迷状態にあったカラーテレビ業界だが、今年はまさに“牛の角、天を突く”勢いで、生産・販売ともにマイナス成長を脱却、明らかに回復傾向にある。今年10月までの生産・販売台数は4400万台で、販売が生産を上回る状態が続いている。輸出は1437万6000台で、前年同期比55.7%の増、総販売台数の32%を占めてこの数年で最多の年となった。高品位や大型スクリーン、プラズマ、液晶など様々なテレビが相次いで市場に投入されて消費者の人気を呼び、かなりの経済効果をあげた。
◆消費型の電子製品が電子情報産業の成長を牽引した。10月までの同製品の成長貢献度は40%と、投資型の製品を上回った。製品の増加率は前年同期に比べ18.6ポイント上昇。カラーテレビの販売台数は同39%、DVDは同62.6%、VCDプレイヤーは同22.2%増加している。
◆電子情報製品の輸出が大幅に増加した。10月までの輸出額は前年同期比40%増の725億5000万ドル。輸出全体の伸び幅を19ポイント上回り、輸出総額では27.6%を占めた。通年で前年同期に比べ30.7%増の850億ドルに達する見込み。
「チャイナネット」2002/12/24