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東京 12月24日(ブルームバーグ):全国銀行協会の寺西正司会長(UFJ銀行頭取)は24日午後の定例会見で、不良債権処理の加速や経営基盤強化の具体策などを盛り込んだ「アクションプラン」を年内にも公表する見通しを示した。そのうえで、自己資本増強について「必要な選択肢の一つと考えている」と述べ、同プランなどと合わせて経営・財務体質を強化していく考えを示した。
寺西頭取は資本増強について、「タイミングと実施方法を考えながらあらゆる機会をとらえて検討していきたい」と述べる一方、大株主であるトヨタ自動車への出資要請などについては「個別の話には答えられない」と言及を避けた。
竹中平蔵経済財政・金融相が進める不良債権処理加速策の影響については、仮に今年度通期の不良債権処理額が当初見込み(UFJグループ連結で4800億円)の倍になっても自己資本比率は9%前後を維持できるとの見解を明らかにした。
UFJでは、11月下旬の9月中間決算発表の際、約1兆円の不良債権を銀行から切り離し、新設する受け皿会社で企業再生を目指す方針を示しており、同受け皿会社への外部資本などの導入も通じて自己資本を拡充する見通しだ。
UFJの株価終値は前週末比3000円(2.61%)高の11万8000円。
東京 平野 和 Kazu Hirano
岩崎 まりこ Mariko Iwasaki