現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 財界、福井氏で一本化…次期日銀総裁 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 21 日 14:55:32)
(以下は「円の支配者」からの引用です。)
日本の敗戦から2001年までに26人が首相として君臨した。だが、この国はじつはわずか6人に支配されてきた。新木、一万田、佐々木、前川、三重野、そして福井である。過去50年間では5人である。1962年から94年までという大事な時期には、国家の操縦舵を握っていたのはたった3人であった。佐々木、前川、三重野だ。
国民は投票で忙しく政治家を選んだり、放逐したりしてきた。ところが実際の支配者は確固とした権力を握り、民主的なチェック・アンド・バランスとは無縁のところで意思決定をおこなって、誰にお金を手にさせ、誰には手に渡さないか、経済を不況に向かわせるか、景気を回復させるか、そしてどれほどの人を失業させ、どれほどに職を得させるかを決めてきたのである。
見る目を持った日銀スタッフには、日本銀行にはエリート中のエリートが存在する事は自明だった。この少数のグループは信用創造量を決定し、窓口指導の権力を頑健に守って、誰にも口出しさせなかった。彼らは後継者を自分たちで選んだばかりでなく、忠実な部下だけを営業局長やその下の重要ポストに就けた。窓口指導政策を管轄する営業局の権利は非常に大きく、日銀の他の部門から独立していたので、他の日銀マンは彼らを「関東軍」と呼んだ。
大蔵省出身の人物が日銀総裁に任命されている時は、総裁は重要なコントロール・メカニズム、すなわち信用創造量の決定から排除される、という事だ。信用創造量は部下の日銀スタッフが決定し、総裁への報告はなかった。世論は日銀の真の統治者について誤解させられてきたのである
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu23.htm