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日中経済協会の代表団として北京を訪れていた奥田碩・日本経団連会長ら一行が20日、中国指導者との会見を直前になって取り消された。中国側は「都合がつかなかった」と説明しているという。同協会事務局は「先方も指導部の移行期でいろいろ忙しいようだ」と一定の理解を示しているものの、低迷する日本経済を、中国が軽視しているとの印象を与えかねない。
日中経済協会は75年から年1度訪中団を出し、毎回、国家指導者と会見している。00年は朱鎔基首相、昨年は江沢民国家主席、温家宝副首相と会った。今回は副首相級以上か、11月の共産党大会で選出された新指導者との会見を希望していた。
例年9月に実施しているところ、今年は党大会を避けて11月に延ばしたら、党大会も11月に延期されたため、12月の訪中となった。しかし、19日に開いたフォーラムは「日中経済関係の緊密化」を確認する場のはずが、呉儀国務委員がキャンセル、かろうじて夕食会に駆けつけた。
訪中団は奥田会長以下、多忙の間を縫って大企業トップが多く参加している。こうした状態が繰り返されれば今後見直し論も出てくるのは必至だ。
(21:17)