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(回答先: 若者の失業者133万人…4人に1人の割合 【韓国中央日報 2002/12/19】 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 19 日 15:11:11)
いやいや、お隣韓国では若年層の無業者の問題は深刻ですか。ところで、わが国日本はどうなのかな?
最近、私が読んだ本で、”日本の若年層の無業者の問題も深刻である”と書かれてある本がありました。「なるほど、確かにそうかも」と私も思いましたね。その本を列挙すると、
壱 「新卒無業」(編著者:大久保 幸夫、発行所:東洋経済新報社)
弐 「仕事のなかの曖昧な不安」(著者:玄田 有史、発行所:中央公論新社){←おすすめ}
参 「若者が《社会的弱者》に転落する」(著者:宮本 みち子、発行所:洋泉社)
でございます。私も乱読なものですから、さらっとしか読んでいないのですが、壱と弐は経済学的アプローチをしていたと思います。参は社会学的な観点からアプローチしていたような気がします。
いずれにしても、日本の若年無業者問題は深刻であり、それは、今すぐにではなく、数十年後に具現化するので、現在の時点ではわかりづらく、ボディーブローのように効いてくるので、このことについて真剣に考えたほうがよいだろうというものでした。
フリーター化や無業者の問題を若年層の勤労観や就労意識の弱さ、組織に縛られたくない「贅沢な」失業状態であるという画一的な考え方ではなく、その一方では、激務をこなしている若年労働者がいるという事実もある、とのこと。
私もそう思います。「自己決定・自己責任」で片付けられてしまうのでしょうが、その一方で、経営者の責任、セーフティーネットとしての雇用なども大切だと思うのですが、それは、今や死語ですか。春闘を見ていると。「ベースアップは論外」といってますからね。定期昇給も抑えようとしていますからね。「決定権」がないのに「責任」だけを押し付けられても、若者も困るでしょうよ。