現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 賃下げ、やむを得ない=小泉首相 [時事通信] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 18 日 14:44:22)
政府の03年度一般会計税収が、41兆7000億円台にとどまる見通しになった。当初予算段階で42兆円を割り込むのは、円高不況の影響で法人税収を抑制気味に見込んだ87年度以来。一方、一般会計の歳出は、02年度に比べ微増の約81兆8000億円とすることが固まっているが、歳出に占める税収の割合はかろうじて半分を超えるものの、51%程度にとどまり、戦後最低で、主要国の予算でも最悪水準となる。
税収が落ち込むのは、景気の低迷が続き、デフレ経済からの脱却が見通せないなかで法人税収が減少し、給与所得の減少で所得税も減少傾向をたどっているため。歳出に占める税収の割合は99年度の53.1%がこれまでの最悪記録だが、これをも大きく下回ることになる。
03年度税収の計算の基礎となる02年度税収は、当初予算より2兆5000億円少ない44兆3000億円にとどまることが確定している。そのうえ、03年度の政府経済見通しは、不良債権処理の加速化やデフレ経済の影響で、税収に影響を与える名目成長率が0.2%のマイナスとなると見られ、税収の落ち込みは避けられない。
これに加え、景気刺激のための先行減税で1.5兆円(国税分)の減収を見込むことが、03年度の税収のさらなる低下要因となる。13日に与党がまとめた税制改正大綱では、法人向けを中心に1.7兆円(同)の先行減税を実施するのに対し、たばこや発泡酒の増税幅が2000億円程度にとどまるため、税収の低迷はより深刻になった。 (17:58)