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【ニューヨーク17日=坂本裕寿】米マクドナルドは17日、10―12月期決算の最終利益が赤字に転落する見通しを発表した。赤字決算は65年の上場以来、初めてとなる。マクドナルドは、アメリカのファストフード市場で約15%のシェアを持つが、最近はバーガーキングや、ウェンディーズなどとの低価格競争などでアメリカ市場での売上高が落ち込んでいる。中東や中南米の不採算店舗175店の閉鎖や、約600人の人員削減などに伴う費用4億3500万ドルを特別損失として計上することも赤字転落の要因となった。
マクドナルドは、サービスや品質の低下傾向などが指摘されており、11月末までの今年のアメリカ国内の売上高は前年同期比1・5%減、全世界の売上高も同2・0%減と落ち込んでいる。10月から値引きキャンペーンを始めたが、売上高の減少を食い止めるには至っていない。
同社のジャック・グリーンバーグ会長兼最高経営責任者(CEO)は、業績不振の責任を取って、年末で辞任することを発表している。
(12月18日10:45)