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昨晩あっしら楽観派氏の議論に少々補足投稿した記事がどういうわけか消失してしまっております。ファイナンシャルデレクターさんの記事に差し替わっている?阿修羅サイトの消滅といい、被害妄想的謀略論は否定する立場をとる私ですら、いくら技術的なことかもしれないが、勘ぐりたくなるようなことが続きますね。
ヘッジファンドを皆さん勘違いされている節がある。ヘッジファンド=空売り売り浴びせ専門と思われている。確かに売りたたき側がヘッジファンドであることが多い。今日の株ZAKUZAKUにも須田氏の記事で取り上げられていますが、メガファンドを売り叩いたのも彼らだと思う。ですが、ヘッジファンドは総称であって、売り叩きやではではないのです。例えば、LTCMが破綻した原因は、金利が予想範囲内に留まれば利益を生むシステムであったのが、留まらずに破綻した例など、一口に売り専門ではありません。
ヘッジファンドは、一般には、公募でなく私募形式で集めた投資信託(ファンド:fund)のことで、 監督官庁に届け出る義務・規制がないので、その実態がわかり難い。LTCMの破綻のあとでも、規制されず野放し状態には変化はありません。
ある種の独自に優れた運用が可能という振れこみのプロフェッショナルのファンドマネージャーに個人的に資金を預けて運用を委託する形なので、「お役所」に届け出る必要がない。 「ヘッジ・ファンド」は、「私募のファンド(プライベート・ファンド:private fund)」なので、当然、不特定多数の投資家を募るための広告(公募広告)などは禁止されている。資金の出しては、浜田和幸著ヘッジファンドによれば、欧州の旧貴族が資金の出してであるとされている。
通常の投資信託(ファンド:fund)が、株式や債権を保有している際に、その株式や債権価格が下落する可能性がある場合に、先物(フューチャー)や、インデックスを売って、損失を回避しようとします。
この行為を『 ヘッジ:hedge』と呼びヘッジファンドと呼ばれるわけです。
ちょいと前置きばかりになりましたが、ここからが今回の投稿記事の要諦です。ヘッジファンドは、一般投資家が、インフレの世界観から抜け出せずにいた時には売り手にまわることが多いのは理解できますね。いまや、投資家の大半はデフレの世界観を持つようになったのではないか?と思うようになりました。そうすると、売り手が少数派でなくなり、多数派になりつつあるわけです。ヘッジファンドはそこに目をつけるものがヘッジファンドの世界では出現するはずです。勝者は常に少数派であるのが、この世界の法則です。
最近ヘッジファンドの大魁ジョージソロス氏の発言は、自由放任の証券取引を規制すべきだとの主張が目立つようになったことも留意すべきでしょう。
よくこの板で、支配層なる言葉が出てきますが、世界を大方食い尽くしてしまった感があります。さてすべてを食い尽くしたら、結局共食いが始まるだけですね。
長銀日債銀で成功して、みずほ、UFJでも儲けたからって、三井住友FGでも儲かるだろうと思いきや、梯子外されるかもします。ご用心。