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【ワシントン=吉次弘志】米商務省が17日発表した11月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で169万7000戸となり、前月に比べ2.4%増えた。市場の事前予想(168万戸前後)をやや上回り、住宅市場の堅調な推移が確認された。
前年同月比では5.8%増。10月の住宅着工件数は160万3000戸から165万7000戸に上方修正された。先行指標である許可件数は11月は172万5000戸と3カ月連続で170万戸台の高水準だが、前月比では2.7%減となった。
11月の住宅着工の内訳を見ると、大半を占める一戸建て住宅が前月比0.9%増。五戸建て以上の集合住宅は同12.6%増だった。地域別では中西部と南部で増えたが、北東部と西部は減少した。
住宅市場が好調なのは、堅調さを保っている個人消費とも密接に関連している。住宅価格の上昇が家計の借り入れ意欲を刺激している格好だ。ここに来て住宅価格の上昇に一服感が出ている一方で、11月には連邦準備理事会(FRB)が利下げに踏み切っており、消費については強弱の材料がきっ抗している。 (23:00)