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http://www.asahi.com/business/reuters/K2002121701221.html
[東京 17日 ロイター] 竹中経済財政担当相は、きょう開かれた日銀政策決定会合で、日銀に対して、独自のデフレ克服に向けたシナリオを示すべきとの考えを伝えていたことを明らかにした。
会見で述べたもの。
日銀がきょう打ち出した企業円滑化策については、「企業の資金調達に資するものとして評価する」と述べた。一方で、現行の金融政策維持を決めた日銀に対してさらなる金融緩和を求めていくのかとの質問に対しては、「企業金融については、新しい試みとして評価する。しかし、ポイントはマクロの金融政策だ。結果としてマネーが増えていくかで、日銀と引き続き議論していきたい。決定は、日銀が独自に決定することだが、その成果には引き続き期待したい」と、期待感を明らかにした。
金融担当相との兼務となって初の日銀決定会合出席となったきょうの会合では、この間の金融改革や政府のマクロ経済運営の理念などを伝えたうえで、金融政策に関して、「(見直し作業中の)改革と展望の議論のなかで、デフレ克服要請が大変重要なポイントになっている。金融政策に対する期待は非常に大きい」と発言したことを明らかにした。
そのうえで竹中担当相は、1年前からの議論として、日銀からは政策手段に対して困難との説明がなされ、その説明に理解できることも多いが、日銀としてどのようにしてデフレを克服したいと考えているのか、聞かせて欲しいと改めて提案した、という。同相は、今議論すべきなのは、「政策に対する賛成、反対ではない。日銀として、政府の政策と自らの政策によってどのようにしてデフレを克服したいのか、そういう議論を展開して欲しい」と要望したという。
さらに同相は、「(決定会合での)議論のなかでは、審議委員のなかには、これまでの伝統的手段を越える手法がありやなしやとの積極的な議論もあった」とし、日銀には、「行動主義を期待したい」と、結果を求めた。