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ワシントン 12月16日(ブルームバーグ):米証券大手メリルリンチの北米担当チーフエコノミスト、ローゼンバーグ氏は16日、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、ドル相場は現在、他の通貨に対して過大評価されていることから、2003年には下落する可能性が高いとの見通しを示した。同氏はまた、ブッシュ政権がこれを容認するだろうとの見方も示した。
ドルはことしこれまでに、円に対して7%、ユーロに対して12%下落している。同氏は「米国の金利は世界で最低水準にあり、経常赤字は世界最大だ。来年ドル相場が底を打つまでには、まだ下落余地があると思われる」と述べた。
同氏は、外為市場では既に、鉄道会社CSXのスノー最高経営責任者(CEO)が次期財務長官として米上院から承認されれば、ドル安に反対姿勢は示さないとの観測からドル売りが始まっていると指摘。「ブッシュ政権は恐らく、ドル相場を市場にゆだねるだろう」と述べるとともに、「強いドルは米国の利益」とした過去6年間の財務長官の方針は、株安と金利低下によって時代遅れになったと指摘した。
ローゼンバーグ氏は、「高過ぎる為替相場は現在の米国にとって最悪。外為市場は(高過ぎるドルの)調整過程にある」と述べた。
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