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地方行政に必要な予算規模を示す2003年度地方財政計画が86兆円台にとどまり、2年連続で前年度を下回ることが16日、明らかになった。長引く不況による地方税収の落ち込みが原因で、歳出に対する歳入の不足額は前年度の10兆7000億円を大きく上回り、過去最悪となる見通しだ。
計画の概要は16日までの総務省と財務省の折衝で固まった。18日に総務相と財務相が行う大臣折衝で最終決定する。
歳入面で見ると、来年度の地方税収は今年度から2兆円前後落ち込み、32兆円台前半にとどまる。
また、国から地方への地方交付税の支出総額も来年度は18兆円前後と、前年の約19兆5000億円を大きく下回る見込みだ。
地方譲与税と地方特例交付金の総額は、ほぼ前年度並みの約1兆5000億円となる見通し。
これを踏まえ、歳出面では、地方単独事業15兆8000億円から5%削減。国の補助事業7兆6000億円の削減などを通じ、歳出総額を86兆円台に抑え込む方針だ。
(12月17日03:09)