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竹中特命チーム休止へ タスクフォースは木村氏起用せず
http://www.asahi.com/business/update/1217/016.html
竹中金融相は16日、不良債権処理の加速策を検討するために設置した特命チーム「金融分野緊急対応戦略プロジェクトチーム」の活動を休止させる方針を固めた。金融システム改革の監視・助言のために年内に発足させる「金融問題タスクフォース」への、特命チームのメンバーで改革急進派とされる木村剛KFi代表の起用も見送る。与党や銀行業界の強い反発に配慮したもので、金融改革を強硬路線から漸進路線に転換することになる。年内に正式発表する。
竹中氏は9月末の内閣改造の際、木村氏ら民間人5人を含む特命チームを発足させた。しかし、10月末に発表した金融再生プログラムでは、経営者責任の追及や税効果会計のルール変更などの強硬策が与党や銀行業界の反発によって後退した。
一方、竹中氏には政府が保有する優先株を普通株に転換して銀行を事実上国有化するといった強硬手段も残されており、金融再生プログラム公表後も特命チームで議論を続けてきた。これに対し金融庁は、産業・金融界の実務者らによる新たなタスクフォースでの対話・調整型の議論を目指したため、特命チームの運営方法やタスクフォースの人選に注目が集まっていた。
こうしたなかで、竹中氏は16日までに、銀行の事実上の国有化などの強硬策を急進的に進めれば、与党や銀行の理解は得られないと判断。今後は資産査定の厳格化などこれまでに合意を得られた範囲内の検査・監督策を徹底することで、漸進的に不良債権処理を進めていく方策を選んだ。
小泉首相は内閣改造後、「不良債権処理の加速」を最優先テーマに掲げ、総合デフレ対策の名目でペイオフの全面解禁や国債発行30兆円枠といった公約を次々に撤回した。そのうえ不良債権処理にブレーキがかかれば、路線転換の責任をより問われることになりそうだ。 (11:05)
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思惑がたくさんありすぎてわかりません(w