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(回答先: 国別小学生の就学率(驚き!) 投稿者 楽観派 日時 2002 年 12 月 16 日 19:29:21)
教育制度や教育慣習に詳しくはありませんが....
● エリート教育のかたち
小学校に通うことを義務づけているか、能力達成水準を重視し通学に意味をもたせていないかで数値は変わってくると思います。
公的小学校に通学させずに、家庭教師で英才教育を施す比率が高いと小学校に通学する比率は下がります。
米国などでは14歳で大学進学などの話もけっこうあります。
シンガポールやドイツの就学率の低さも、このような背景があるのではないかと思われます。
サウジアラビアも就学率が低くなっていますが、イスラム世界では、宗教的教育施設に通う児童が多いのかもしれません。
● 政府の姿勢
知識や思考能力の平均値を上げようという意識が強い国家は、小学校の就学率が高いようです。(キューバ・ベトナム・中国など)
アルゼンチン・ペルー・ブラジルなどは、世界銀行やIMFによる政策誘導があったのではないかと推測します。
● 進学率との関係
小学校以上に進学する比率が極端に低いとせめて小学校だけは通わせたいという親心は働くでしょうから、それなりの援助施策が行われていれば、小学校の就学率は高くなるでしょう。
中等教育・高等教育への進学率との関連がわかれば、面白いかもしれません。