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(回答先: ベネズエラ政府、スト収束を目指し国営石油会社の幹部解任 [ロイター]12/12 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 16 日 18:21:46)
【メキシコ市・藤原章生】反大統領派によるゼネストで6日に3人の市民が射殺されたベネズエラでは、左派のチャベス大統領の退陣を求める主に中間層以上の住民と、チャベス擁護派の貧困層との対立が激化している。クーデターのうわさが飛び交う9日、ストは金融機関へ広がった。スト破壊工作を続けるチャベス支持派はテレビ局占拠などメディア攻撃を強め、混乱は収拾がつかない状態に陥っている。
カラカスからの報道によると、同国の輸出額の7割を占める原油、石油製品を扱う公社や企業職員のスト参加で、石油産業の稼働率は9日、通常の約半分に落ち込んだ。また、金融業の8割を占める民間銀行は9日、職員のスト参加を理由に国際取引を除く銀行業務の大半が停止した。
チャベス大統領は98年に就任以来、キューバへの安価な石油輸出や貧しい農民への土地供与などの政策を進め、投資家離れを招いた。国内総生産は今年、前年比で10%以上も減り、特に中間層の生活が悪化している。「革命」をうたうチャベス氏への賛否は、都市と農村、富裕層と貧困層の溝を深めている。
[毎日新聞12月10日] ( 2002-12-10-22:31 )