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カード会社の最高経営責任者(CEO)にとって、今年の冬は例年に比べ、寒くて長いようだ。政府のカード規制強化や延滞率の急増により、純益が大幅に減少し、CEOの影響力が弱まっているためだ。
国民(ククミン)カードは10日、臨時理事会を開き、朱榮祚(チュ・ヨンジョ、写真)首席副社長を代表理事職務代行に公式選任した。金年棋(キム・ヨンギ)社長が6日、任期を約3カ月残して突然、辞意を表明してから4日ぶりにトップが変わったのだ。
カード業界では「カードの延滞率を必ずや減らさなければならない」と強調してきた大株主の国民銀行が、国民カードの延滞率急増や純益減少を理由に、金社長を事実上更迭したものと見ている。
他のカード会社CEOの顔色も、下半期に入ってから一様に暗い。
累積赤字に苦しんできた東洋(トンヤン)カードが最近、ロッテカードに売却されることで、東洋カードの金永泰(キム・ヨンテ)社長は退いた。
今年4月、代表理事に選任された外換(ウェファン)カードの白雲轍(ぺク・ウンチョル)社長は、赴任と同時に45日間営業が停止されたうえ、延滞率が12.2%(9月末)まで跳ね上がり、会社創設以来初めて赤字の危機に追い込まれている。
カード業界は今年、LGカードとサムスンカードの2社程度が、昨年並みの黒字を出すものと展望している。しかし、これら大手2社も、来年にも黒字を出すことができるとは断言できない状況だ。追加で積み立てなければならない貸倒引当金が数千億ウォン台に増えたうえ、依然として積極的な営業ができないからだ。