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英エコノミスト誌は、経済予測総合報告書「The World In 2003−エコノミスト世界展望」で来年の世界経済を比較的楽観する見方を示した。
財政赤字問題、企業利益の減少などがあるものの、ほとんどの国家が景気低迷から抜け出し、世界経済全体では約4%の成長率を記録すると予測した。特に世界人口の4分の1を占めるアジア地域の成長速度は、これよりはるかに速くなると予想されている。
◇世界経済が緩やかに回復=2003年の世界経済は緩やかな成長となるだろう。韓国は6.1%の経済成長が予想される。1人当たりのGDPが来年に1万ドルを超える見通し。
◇EUの東進と中東の不安=イラク戦争の勃発をはじめとする中東情勢が新聞のヘッドラインを飾ることが予想される。しかしイラクのフセイン大統領が追放されれば、中東の民衆にとって新しい出発の年になるだろう。
2003年には「世界の工場」である中国が、世界経済に暗雲を垂れ込めさせる可能性もある。莫大な不良債権、企業不正、会計操作、価格操作などの弊習が、中国経済の持続的な発展を脅かす要素。
日本経済は強力な金融政策、円安への介入など小泉純一郎首相の構造調整プログラムが、今後の10年を左右する重要性を持つ。
◇「万年筆世代」のCEOの復帰=1990年代の好況とこの2年間の不況の後、来年度の企業経営は「基本に忠実」という点に焦点が合わされるだろう。事業環境が厳しくなる中、経営陣の能力は利益達成と売り上げ増加などの日常的な経営実績で評価されるものとみられる。