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みずほホールディングスは25日、2003年3月期の連結最終損益が2200億円の赤字(前期は1080億円の赤字)となる見通しと発表した。金融再生プログラムに盛り込まれた資産査定の厳格化を「想定できる範囲で」(前田晃伸社長)織り込み、不良債権処理費用(与信費用、単体2行合算)を1兆400億円と当初計画の6000億円から積み増すのが響く。赤字決算となるため通期でも普通株配当は見送る。なお、優先株への配当は実施する。
前田晃伸社長は赤字決算、無配の見通しとなった経営者責任について「経営改革をやり遂げるのが私の責任」と辞任を否定。店舗集約前倒しや従業員年収の平均10%カットなど新たなリストラ計画を説明した。
2002年9月中間決算については連結最終損益が390億円の黒字(前年同期は2646億円の赤字)を確保した。与信費用3007億円、株式評価損など553億円を計上したが前期に比べると損失が減少した。不良債権残高(金融再生法基準、2行合算)は4兆9731億円。3月末比では1%程度の圧縮にとどまった。 (20:00)