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11/25 12:00 クーデターの元大佐が当選 エクアドル大統領選 外信30
【リオデジャネイロ24日共同】エクアドル大統領選挙の決選投
票が二十四日行われ、選挙裁判所の集計(開票率97%)によると
、政党「愛国的社会1・21」の創設者で元陸軍大佐のルシオ・グ
ティエレス候補(45)が有効票の54%を獲得し、制度的革新国
民行動党のアルバロ・ノボア候補(52)を破って当選を決めた。
来年一月十五日に就任、任期は四年。
両候補とも貧困対策、政治腐敗撲滅を訴え、主張に大きな差はな
かったが、自身も貧困層の出身で、先住民連盟の政党など左派の支
持を得たグティエレス候補が、より大衆の支持を集めた。政治思想
的には現実的な国家主義者とみられる。
グティエレス候補は、軍の元エリート将校。二○○○年一月に当
時のマワ大統領を退陣させた事実上のクーデターに参加し、国家反
逆罪で半年間身柄を拘束されたが、恩赦を受け、今回新党を設立し
立候補した。
同国最大の財閥の二代目オーナー、ノボア候補は、行動党を旗揚
げし、バナナ産業などの傘下約百社のグループ企業を背景に選挙戦
を進めたが、及ばなかった。
選挙はグスタボ・ノボア大統領の任期満了に伴い実施され、同大
統領は立候補せず中立を維持した。
元大佐は、米ドルを自国通貨とした現政権の政策を支持、外資導
入による石油産業などの競争力強化を唱え、大統領選の第一回投票
後は、米国の国務省や金融界を訪れ、国際通貨基金(IMF)との
合意を尊重する姿勢を示した。
(了) 021125 1159
[2002-11-25-12:00]