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全国販売2年目のサッカーくじ(愛称toto)のことしの売上金総額は、昨年を約200億円近くも下回ったと、販売を担当する日本スポーツ振興くじが24日、発表した。1等1億円を出やすくした販売法の工夫や、ワールドカップ(W杯)によるサッカー人気も、売り上げの追い風にはならなかったようだ。
23日に販売が終了した最後の第70回くじまでことしのサッカーくじは計39回、発売され、売り上げは約408億5880万円に終わった。昨年は計29回発売し、約604億1141万円だった。
今年は、当せん金の低額配当を少なくして人気を拡大しようと、投票方式を変更。1等1億円はこれまで9回もあり、昨年の3倍増。リーグ戦のほか、ナビスコ杯もくじの対象にするなど、実施回数は昨年から10回も増やした。しかし1回当たりの平均売上額は昨年よりほぼ半減、約10億4766万円だった。
日本スポーツ振興くじでは、大幅な売り上げ減に「不景気もあるが、販売期間の重複など購入者に分かりづらい部分もあった」と説明。来年は新方式のくじの導入も検討している。