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同時多発テロの犯人を資金面で助けたサウジアラビア人学生に、サウジ政府が数万ドルを送金していたのではないか、という疑惑を米連邦捜査局(FBI)が捜査していると米ニューズウィーク誌が22日、電子版で速報した。23日付ニューヨーク・タイムズ紙も資金提供疑惑に触れつつ、米議会が「テロ犯とサウジ政府のつながりをしっかりと捜査していない」と不満を募らせていると報じた。
報道は議会の上下院合同委員会が12月にまとめる予定の9・11報告書の内容を巡るものだ。ブッシュ政権が対イラク武力行使に向けた「地ならし」を進めるなか、湾岸の親米・産油大国ながら同時多発テロ犯の多くを出したサウジの対処についての判断をめぐる駆け引きが「情報漏れ」の背後にありそうだ。
サウジ政府は対イラク武力行使の際に国内の基地使用を認めない姿勢をとっているため、米側では送金の証拠を公表すべきだとする議会と関係悪化を懸念するホワイトハウスが対立していると、ニューズウィーク誌は報じている。
同誌が複数の米政府・捜査当局高官の話として伝えたところによると、送金は駐米サウジ大使の妻である故ファイサル国王の娘ハイファ・アルファイサル王女のワシントンにある銀行口座から行われていた。送金が始まったのは00年初めで、米カリフォルニア州に住むサウジ人学生オマル・アルバヨウミ氏の家族の口座に毎月約3500ドルが振り込まれたという。
送金開始の数カ月前には、昨年9月にアメリカン航空機を乗っ取り国防総省に突入したハリド・アルミダル容疑者ら2人が米国入り。アルバヨウミ氏は2人にアパートを借りる資金などを提供したと同誌は伝えている。昨年7月に同氏が米国を出てからは、その友人でアルカイダのシンパと見られているサウジ人学生の口座に同額が振り込まれたという。
アルバヨウミ氏は同時多発テロ直後、英国で身柄を拘束されたがすぐに釈放され今はサウジ在住、学生は入国管理法違反で米国で逮捕されていると両メディアは報じている。
王女の報道担当者はニューズウィーク誌に、王女は送金の事実を全く知らず、「米国に全面的に協力する」と語っている。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙は、送金元や金額など詳細には触れないまま、「同時多発テロにサウジが絡んでいたのかどうか」に焦点を当てている。ブッシュ政権のイラク攻撃策には、イラク原油の支配権を握ってサウジ原油への依存を減らしたい意向も反映していると分析されるだけに、政治的に微妙な問題を取り上げた格好だ。 (22:54)
★ 9・11とサウジアラビアを結びつける策動は止まらない。イラクと隣接するサウジアラビアをテロ支援国家と位置づけたくてうずうずいているのが米国支配層のこの間の気持ちです。
9・11を米国権力と無関係ではないと考えている人たちには、見え透いた意図ということになるでしょう。