現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 韓国は大丈夫か?>あっしらさん 投稿者 楽観派 日時 2002 年 11 月 22 日 18:46:55)
韓国の経済状況は、韓国系新聞社のオンライン情報や「KBSニュース」を見ている程度ですが、いよいよミニバブルがはじけると予測しています。
通貨危機を何とか乗り越えてここまできた要因は、「外資導入」・「リストラ効果による輸出拡大」と「不動産投機」です。
所得税減税も高額所得者重視の減税で、付加価値税(消費税)10%と一体のものです。
外資導入は銀行や財閥系破綻企業向けに行われ、外貨の流入をもたらしましたが、リストラというGDP的には需要減少につながりました。
クレジットカードの債務不履行は、通貨危機以降の“節約ブーム”の反動とも言われていますが、リストラや中所得者の可処分所得減少がベースにあると考えています。
債務不履行が増えたために、カードの発行制限とともに、手数料の引き上げが行われています。手数料引き上げは商品やサービスの価格に上乗せされることになるので、消費税が引き上げられたのと同じ“経済効果”を発揮し、需要が減少します。
GDP成長率が減速した最大の要因は、建設需要の減少とされています。
これは、不動産ブームが峠を越えたということを意味しますが、土地の“仕入れ”は先行的に行われているので、それが不良債権化することやババ抜きで地価の下落を引き起こす可能性が高いと思われます。
(不動産ブームは、投機目的のマンションが大きな割合を占めているので、その損失やローンの焦げ付き問題も発生します)
韓国経済の最後の支えが輸出になっているわけですが、対中国輸出と言っても、それが維持できたり拡大できるためには、対米輸出を中心とした中国の輸出が堅調であることが条件になります。(韓国自身が対米輸出に依存しています)
韓国の輸出が失速すると、ミニバブルがはじけ、金融危機も生じることになると見ています。
そして、欧米経済の現状から、その時期はそれほど遠いことではなく、金大統領の任期が満了する来年1月当たりではないかと予測しています。
(深刻な問題として認識されるのは、日本のバブル崩壊と同じように遅れますが...)